小中学生の頃、BCLラジオというのが流行りました。
BCLとはBroadcasting Listeningの略です。
要するに国内外の短波放送を受信すること。
その周波数帯は電離層に反射して遠い国の放送が
聞ける可能性もあるのです。
放送局に受信書を送ると先方からはべりカードという
証明書が送られてくるのを収集したりするのです。
私は当時、BCLラジオが欲しくて欲しくて仕方がありませんでした。
ソニーじゃ無くて安いサンヨーやアイワのラジオでいいから欲しい!
そう言っても、割と高価なBCLラジオは買ってもらえるわけも無く、
お年玉でも購入不可能な高嶺の花でした。
BCLラジオにあこがれた小学生は中学に入り、お年玉で普通のラジオをやっと購入して
たまに入ってくる韓国の放送を聞いてはBCL気分に浸っていたのを憶えています。
遠方からの電波がアンテナを伝って音声となって出力される。
そんなイマジネーションだけで、楽しい気分になれたのです。
先日、
15年ぶり位に無線機を発見してスイッチを入れてみた
という記事を書きましたが、発見したその箱の中から次々と他の無線機やら
無線機の付属品がゴロゴロと出てきたのでした。
その中で、車用の無線機がちょっと気になりました。
YAESU FT-4800という機種。コントロール部と本体がセパレートして
設置できると言う、当時としては珍しい機種だったんだよなあ。
その他に12V電源やらケーブル、アンテナベース等々出てきて
後はアンテナだけあればこの無線機も使えそうです。
ということで、安価なモービル用アンテナと経年変化でダメになっていそうな
ケーブルだけ購入し捨ててあったメタルラックの部品を使って
ベランダにアンテナを設置完了。
さて、恐る恐る無線機のスイッチを入れてみる...
スキャンをかけてみると...おお、前回のハンディ機とは違って
あちこちから賑やかに電波が入ってくる!
電離層に反射する電波帯では無いので、東京近郊の電波しか捉えられませんが
思ったよりアマチュア無線局がいるもんだな。しばらく、他局のオペレーションを
ワッチして忘れていたQ符号などを思い出していました。
そしてアマチュア無線も交信ログを交換してお互いにカードを
交換し合ってQSLカードを収集するんだったな、と思い出しました。
要するにBCLの放送局がより小さな無線局になったのと同じですね。
自分の中ではBCLラジオにあこがれていた小学生の心は
その興味を失うことなく今も続いているんだなと思うと、
ちょっと笑ってしまいました。